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元サムスン電子常務・吉川良三氏「日本がものづくりで韓国に負ける理由」

はてなブックマークに追加はてなブックマーク はてなブックマーク - 元サムスン電子常務・吉川良三氏「日本がものづくりで韓国に負ける理由」
1: 鵜飼い(東京都):2010/08/05(木) 17:16:52.98 ID:jShkzdIN

元サムスン電子常務・吉川良三氏「日本がものづくりで韓国に負ける理由」

グローバリゼーションとデジタライゼーションという大きな潮流の中で、なぜ韓国企業は伸し上がり、日本企業は長い低迷に喘いでいるのか。元サムスン電子常務で、東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員の吉川良三氏が、2010年6月10日、グロービス経営大学院の学生を対象とした講演会に登壇。気を吐く韓国企業の勝因を内側から支え、見続けた経験を踏まえ、語った。

本日は皆さまとお話しできる機会を与えていただき、大変感謝しております。本当なら勤務を終えて一杯飲もうといった時間なのに、ふたたび授業のようなものを聞くのは大変かと思います。ですから今日は、何かひとつでも皆さんのお役に立てるような話をしていきたいと思っています。『危機の経営グローバル市場を見据えたものづくり』というテーマですが、最近は皆さんも新聞やテレビのニュースで、韓国のサムスン電子やLG電子が大変躍進していて、日本がいかにもだめになっているといった論調をずいぶん目にしていると思います。

 たしかに、携帯電話、テレビ、液晶パネルといった分野では本当に敵いませんが、何故そのようになったのかをほとんどのかたが分かってらっしゃらない。私はたまたま縁あって、1987年にサムスン電子の李健煕会長と知り合いました。その後ときどき韓国へサムスンを見に行っていたのですが、当時は本当にひどい会社でした。とにかく会社の体を成していなかった。最初は三星電子と言われても、三ツ星ベルトと間違えて「どうして韓国で長靴をつくっているんだろう」なんて思っていたぐらいでしたから。

続きはソース
http://news.livedoor.com/article/detail/4928730/



2: たこ焼き(神奈川県):2010/08/05(木) 17:18:34.65 ID:sPhg1tME

パ・クリ


3: 鵜飼い(長屋):2010/08/05(木) 17:18:55.78 ID:ZQW9ME09

もうこの手のスレいいから


7: SR-25(東京都):2010/08/05(木) 17:22:29.29 ID:rSFGXHyz

経産省が新興国市場をナメてかかったのはデカかった。


9: 官僚(catv?):2010/08/05(木) 17:35:27.32 ID:28ChIQyq

こいつみたいな奴が技術を売り渡したからじゃないの


10: 運用家族(愛媛県):2010/08/05(木) 17:36:16.01 ID:4Qdgrc16

敵に塩を送り、塩の製法も送り、塩を作る設備まで送った結果だわなw


17: 三菱電機社員(埼玉県):2010/08/05(木) 18:05:29.25 ID:C6nxyxFY

サムスンはどんな状況でも設備投資をしてきた
人件費を安くすることしか頭にない日本企業が勝てるわけがない・・・
パクリだからとか言ってる場合じゃない


22: 騎手(東京都):2010/08/05(木) 18:16:36.96 ID:QxBDoJZr

全部読んでしまった
ニュー速みてれば全部そうだよなということばかりだが
一般人にはショッキングな内容だな


28: 鵜飼い(アラバマ州):2010/08/05(木) 18:23:55.66 ID:oxKSFoCu

韓国のリチウムイオンというより
サムスンのリチウムイオン電池を成功させたのは
本田技研の裏切り研究者

http://www.toyo-keizai.co.jp/news/opinion/2009/post_3183.php

無から有は作られない
有が作られたとするならば何かしらの介入があったのだ


34: 騎手(アラバマ州):2010/08/05(木) 18:31:44.80 ID:QKX1P/3M

>>28
裏切りってなんすか?
そういうのって単に小日本企業が技術者に
正当な評価が出来ないカスだってだけじゃないの?


138: 学者(東日本):2010/08/05(木) 20:38:05.72 ID:SeKsVk2L

>>34
裏切りとかいうのは負け犬の遠吠えだろ。

彼にきちんと報酬を与えれば、彼だって日本でも喜んで働くだろう。
それとも日本人は、日本の為に低賃金で奴隷労働しろって事?

事業に予算を割り振るという判断も、韓国の経営者には計算できたが
日本では誰一人、挑戦することが出来なかったんだろ。
戦って負けたならいざしらず、戦う前から逃げたくせに、相手が上手くいったら裏切り者って最低だな日本人。


30: 非国民(愛知県):2010/08/05(木) 18:25:21.52 ID:sVpDHcwg

サムスンの経営が傾いたら韓国は洒落にならんわな


31: 郵便配達員(長屋):2010/08/05(木) 18:26:40.61 ID:gkjUC0JP

サムスンとLGだけ成功して他が駄目ってのがおもしろい
特殊な例なんじゃないか?

あとサムスンのテレビってホームセンターでしか見ないよね
LGのテレビなんか見たことないし、LGって昔は金星電子とか言ってたよな
あと現代車って見ないけど売ってるの?


32: 火狐厨(東京都):2010/08/05(木) 18:30:29.03 ID:fX4qAF7c

ライブドアってこのテのニュースを本当に嬉しそうに載せるよねw


38: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 18:36:21.74 ID:Rgc9hBMv

いい話じゃん
>
たとえば昨年12月にUAEのアブダビで原子力発電所建設の受注があったことはご存知ですか?
日本勢は圧倒的な技術力で受注できると信じていたのですが、あとから入ってきた韓国に持っていかれてしまった。
経産省にはこれがショックでした。「どうしてだ」と。

皆さんおわかりですか?
韓国は原子炉なんてつくったこともないんですよ? 使ってはいます。フランス製を15基。
でも日本では、東芝、日立などがきちんと自分で原子炉をつくっている。
それでも負けたんです。

何故かということですよね。これは後でお話ししますが、日本は技術立国として「技術技術」と言っていますが、技術が競争優位になっていないという大きな証拠なんです。
日本人は世界に誇る技術をたくさん持っていると思っていますよね。
それ自体は正しい。しかし技術が競争優位に繋がっていないし、利益にも繋がっていないんです。

 そもそも日本のものづくり、これは世界に冠たるものだと皆さん思ってらっしゃいますよね。
ところが日本の外ではほとんど通用しない。
ものづくりというと、皆さんは生産現場をイメージするでしょ?どちらかというと匠の世界。
日本がこれにばかり入り込んでいたため、今日、韓国や中国勢に10年の遅れをとってしまったんです。
しかし、今日お話しする「新しいものづくり」の概念を実践していけば、日本も改めて新しい高度成長に入り、日本の復活も現実のものになるだろうと私は考えています。



43: 鵜飼い(茨城県):2010/08/05(木) 18:47:40.89 ID:td/w7/Rp

>>38
これを読んでも売国奴と感じるやつが居るのは日本が最早終わった証拠だな
もっともスレタイしか読んでないのが半数、残りも殆どが>>1しか読んでないだろうけどw


108: 騎手(東京都):2010/08/05(木) 20:00:04.46 ID:QWFc2TIG

>>38
その答えが知りたくてソース先全部読んだ
とても長かったけどそれだけの価値はある記事だった
個人的には金払っても良いレベルだったな


42: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 18:44:09.09 ID:Rgc9hBMv

 私が2004年に帰国した当時、日本は「ものづくりの技術は韓国や中国にキャッチアップされているんじゃないか」
という自信喪失に覆われていました。当時はパナソニックやシャープといった電機メーカー、
特に携帯電話をつくっているところが韓国勢に滅茶苦茶にやられていましたから。
で、とにかく皆、自信をなくしていた。いつも下向きで、もう自信をなくしたというより、やる気を失ってしまっているという印象さえ受けました。

 しかし技術そのものはキャッチアップされていなかったんです。

製品はキャッチアップされていましたが、日本の技術はそれ程やわなものじゃありません。
ただ、技術がキャッチアップされたわけでもないのに製品がキャッチアップされたというのも不思議な話ですよね。
自信を喪失する必要はまったくないのですが、日本人というのは自信をなくすととことんうなだれる習性がある。

 それから、「日本のものづくりがグローバリゼーションの環境変化に立ち遅れているのではないか」という話がありました。
日本企業の経営者もグローバリゼーションとは言いますが、本当の意味はまったく分かっていない。
私はあちこちで質問しました。「つい5~6年前は国際化と言っていたじゃないか。国際化とグローバリゼーションはどう違うんですか?」と。
皆さんも考えてみてください。「英語と日本語の違いだ」なんて言う人もいました。
そんなことはないですよね。国際化はinternationalizationですから。
いちばん多かったのは「最近の流行語」という答えです。

日本の経営者の考えはこの程度なんですよ。

これでは日本が危ない。その程度のままなら本当に世界から相手にされません。
日本はグローバリゼーションと国際化が大きく違い、現在の産業構造が大きく変わっていることも理解しなければいけない。
昔の産業革命とは言わなくとも、それに匹敵するぐらいの大きな変化が起こっているんです。
そのキーワードがグローバリゼーションなんですね。
日本はそれに立ち遅れていました。


44: 農家(静岡県):2010/08/05(木) 18:47:41.16 ID:1pksUDQS

新技術開発なんて益にならない時代になっちゃったんだよね。
後からお安くパクリ放題なんだもん。
訴訟なんて時間も金もかかり過ぎで、おまけに日本にとって問題となる連中は
国ぐるみでパクってるんだもの。

でもどこかがそれを開発しなきゃ世のテクノロジーの進歩も無いし
ちょっとある種のジレンマに陥ってる。
そのジレンマの、歪の部分を担ってるのが今の日本。


46: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 18:50:12.45 ID:Rgc9hBMv

 日本のものづくりはグローバリゼーションに適用していけるのでしょうか。
たしかに現在の日本はガラパゴス現象に入っています。

日本で皆さんが使っているテレビや冷蔵庫は、日本から一歩出るとほとんど使えないんですよ。
アメリカなど、日本と同じレベルの豊かさを実現している一部の人々は使いますが、
新興国やアジアに出て行ったらほとんどだめ。

もうタダでも嫌だと言われます。

グローバリゼーションに際しては、ものづくりの経営戦略と開発プロセスも当然変わってくるのですが、
日本がこの変化にも気付いていませんでした。

 さらに冒頭でもお話ししましたが、技術的イノベーションが競争優位の源泉に繋がっていなかった。
これについては経済産業省も当初、「そんなことはない」と言っていました。
「テレビや携帯といった一部の分野で負けてはいるが、他はそうじゃないんじゃないか」とね。

でもアブダビで原子炉をつくったこともない国に受注を持っていかれたことが大ショックだったんだと思います。


47: 画家(中部地方):2010/08/05(木) 18:51:07.07 ID:CZI9eQ8l

日本は過去の遺産で食ってるもんだからな。


48: 建築家(アラバマ州):2010/08/05(木) 18:51:16.39 ID:A0V0cYiA

韓国は政府主導で大規模再編促したうえで、世界で戦えるように全面的バックアップ。為替介入しまくりんぐ。
大規模ファイナンスで世界相手に大規模なビジネスしかけて大成功。

日本はごちゃごちゃと国内でたくさんひしめきあって出遅れた。
日本政府も民主党になってなぜか企業の足を引っ張りまくるわ、円高容認で死亡。


49: 通信士(チリ):2010/08/05(木) 18:53:49.44 ID:rHYxGQ63

日本人の技術者を積極的に集めてる韓国企業と
朝鮮人を押し付けられている日本企業
どっちが勝つかって誰でもわかるだろ


52: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 18:58:53.17 ID:Rgc9hBMv

 色々と悲観的な話を続けます。日本の一人当たり名目GDPは、2000年は主要国のなかで3位でした。
しかし2007年は19位、2008年は23位まで落ちてきた。もう経済大国でもなんでもないんですよ。OECDでも下から3番目。
標準的に使われているIMD国際競争力でも同様の結果が出ています。
93年からずっと1位だった日本は、2000年以降にどんどん順位を下げて2007年には24位、今年2010年は28位まで落ちた。
アジア勢でベストテンに入ったのは台湾のみで、8位です。中国は18位、韓国は23位、そして日本が28位。
バングラデシュやベトナムに行って一般の人々にジャパンだなんだと言ってみたところで、どこにあるか誰も知りません。
サムスンやLGは知られているし「韓国はここだ」と分かるんです。

 そんな状況に陥っているにも関わらず、研究開発投資額は2007年に19兆円で世界3位。
2位はEUだから単独国家としてはアメリカに次いで2位です。
同年の研究者数も社会科学を含めると71万人でアメリカとEUに続く3位。研究者の数はすごく多いんですよね。

で、同年の特許取得数は…、もうダントツで1位ですね。

23.1万件で、アメリカの倍以上です。
このデータからも分かるように、日本は何かイノベーションや発明を起こすと特許をとってクローズしてしまうんです。
過去はそれでも良かった。でも今はクローズしているとどんどん取り残されてしまう。
これがグローバリゼーションにおけるひとつの特徴ではないかと思います。


58: 評論家(愛知県):2010/08/05(木) 19:03:57.85 ID:rBKFP5Qz

売国云々言ってると落ちてくだけだろ。

コイツが言ってる事は重要だと思うよ。
とくに日本の経営者がチキンだってところは。


59: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:04:46.24 ID:Rgc9hBMv

 もう「特許だ特許だ」と言っている時代ではないんです。
新しいものを出したら公開して、仲間を増やしていくことが重要なんです。

たとえば来年から地デジになりますよね。
地デジにも規格がありますから、日本の総務省がグローバル化を目指して頑張っていた。
ヨーロッパやアジアは相手にしてくれなかったのですが、南米はほとんど取ったんです。
8カ国すべて、日本の規格で地デジを放送することになりました。

しかしそんなことをやっているうち、規格はとったけれども地デジが映るテレビはぜんぶサムスンに取られてしまった。

サムスンとLGはずっと見ていたんですよ。
そして日本の地デジが南米を制覇しそうだとみた瞬間、一気呵成に生産していったんです。
だから南米ではサムスンやLGのテレビが標準になる。
日本が後から行っても、もう勝てないということで、また実をとられてしまった。

総務省、NHK、パナソニック、シャープ、東芝、NEC…、彼らが連合になっていけばすべて取れていたんですよ。

それを勝手ばらばらにやって国も知らんと言っているわけですから韓国に負ける。
これがグローバリゼーションの大きな流れのひとつなんです。


66: サッカー審判員(岡山県):2010/08/05(木) 19:13:46.91 ID:jcN7zUGp

>>59
連合してやったら「民業の圧迫だ!」とか騒いでた日本のマスゴミは全て死ね


68: シャブ中(岡山県):2010/08/05(木) 19:15:13.08 ID:jlE+iqm/

>>66
NHKも電通も博報堂も
全部韓国人が牛耳ってるだろ?
マスコミ全部抑えられたら、勝てるわけねーよw


60: 内閣総理大臣(愛知県):2010/08/05(木) 19:07:47.70 ID:k3qret4I

お上品な事をしてたら駄目だな。
隙を突いて後ろから頭を叩き、怯んだら足を引っかける位のことはしないとな。
それをサムソンは出来た。


61: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:08:47.20 ID:Rgc9hBMv

これは私の仮説ですが、韓国にいたころ日本を見ていて、どうも日本が変に見えました。
日本の企業は景気が悪くなると一斉にR&D費や設備投資を抑えますよね。経費節減というやつです。
皆さんの会社でも、最近は恐らく「廊下の電気を消せ」とか「新幹線はグリーンはだめだ」とか、
ひどい会社になると「『のぞみ』はだめだ。『ひかり』で行け」とか言われているでしょ?

これに皆さんは慣れていて、「不景気だから仕方がない」と思っていますが、そんなことはありません。
経費削減の効果なんて僅かなものですよ。暗い気持ちになっているのにさらに電気を消して暗い気持ちになっちゃったら(笑)良くないですよね。

これは韓国から見ると非常に大きな指標になってしまうんです。
「日本が設備投資を抑制したら、こちらが設備投資の加速をしよう」という指標に。

無謀な投資と先見の明は紙一重です。日本の経営者はどうしても慎重になってしまいますが、
韓国の経営者は「無謀な投資と分かったときにやめればいい」と考えます。
金と度胸でどんと勝負するんですよ。韓国、台湾、中国に負けているのは金と度胸で勝負したものなんです。
だから、負けているのはプロセス産業が多い。設備投資が鍵になりますから、半導体メモリなんてまさにそうなります。
膨大な設備投資が必要になのに、日本はその判断ができない。液晶パネルや携帯電話も同様にことごとく負けてしまう。

日本は金があっても度胸がないんです。グローバリゼーションでは度胸がないと勝てません。

日本には、「石橋を叩いて渡る」という諺がありますよね?
でも韓国は「石橋なら渡るな」という発想なんです。 何故か分かりますか?
石橋なら最初に渡ってもすぐ誰かが追従してくるからです。
だから「崩れそうな木の橋を急いで渡れ」ということなる。
渡った瞬間に橋が崩れたら2番手以降はついて来ることができませんから。
一部の例外を除き、グローバルでやろうとしたら1番しか目につかないからです。


69: 落語家(東京都):2010/08/05(木) 19:16:54.45 ID:DNjl3vpm

だけどもうすぐ韓国経済破綻すんだろ?


70: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:18:09.24 ID:Rgc9hBMv

 実は『ウェッジ』という雑誌で中西進さんという、万葉の権威で奈良の万葉文化館の館長をやっておられる方が、
「日本文化はどう展開したか」という連載をやっています。
その第1回目をたまたま読んだのですが、そこに
「“もの”というのは約一万年前の縄文時代、メラネシアからマナ信仰として渡ってきた」ということが書いてありました。
そこでマナは、aがoに変わるという日本語の通則によって“もの”になったというんです。メラネシアは今のポリネシアですかね。
たしかにあの辺にある「たらいも」という言葉は「とろろいも」になっているし、他にも同様の例はたくさんあります。

 つまり、ものというのは形あるものではなく考えかただということ。

ちなみに哲学者のアリストテレスは約2000年も前に、物質すなわち「もの」は、形状と質からなるものと定義しています。
質というのはスペックですね。我々は「設計思想」と呼んでいますが。

そういうことを日本は随分と前から分かっていたのだけれど、どうやら江戸時代のとんてんかんとんてんかん…、
匠の世界に入ってから「ものつくり」と言うようになったんです。

ですから「もの」と「つくり」を分けないといけない。
中西さんは「ものづくりとは古代から持っていた超信仰的な力であり、それを形として表現したものである」と言っています。

 で、韓国の話に戻りますが、私はサムスンにいた当初、日本のものづくりを教えていました。
でも、彼らにはものづくりの思想がまったく合わなかった。


71: ちんシュ大好き(dion軍):2010/08/05(木) 19:18:58.64 ID:hRlo23Fo

遅いよ遅すぎるよ


72: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:22:17.46 ID:Rgc9hBMv

何故だろうということで韓国の歴史や文化を調べて、ついにはハングルで本を出すまでに至りました。

韓国は1392年に李王朝の時代となってから、仏教を排除して儒教を取り入れるようになった。これは朱子学ですね。

朱子学は朱子という儒学者が唱えた学問ですが、彼はちょっと変わった儒教を唱える人物でした。
儒教というのは、孝を施すことを教えるもので、いかにして孝を施すかということを様々な儒学者が各々説いているのですが、
朱子は、ちょっと変わった儒教を唱えたんですね。

簡単に言ってしまうと儒教で目標を達成するためには孝を施すには貧乏人ではだめだと説いたんです。

朱子学を読むとそう書いてある。富が必要だと説いているんです。
で、富は得るには権力がないとだめ。この辺までは日本の政治家とも合っていますよね。
ただ権力をどうやって持つか決めようというとき、韓国は試験で決めようということになった。
中国では科挙という制度ですが、韓国は李氏朝鮮の時代に「兩班(やんばん)」という制度をつくりました。
それがずっと、今日に至るまで続いているんです。
だから大学を出た人間は手足を動かしてはいけないということになっている。

ということは、ものづくりの「もの」にあたる部分を考えるのが大学で、「つくり」が職人さんになる。
韓国ではそのふたつが分かれているんです。


73: ヤクザ(東京都):2010/08/05(木) 19:22:28.30 ID:mvYa9JbH

こういう技術者に国が勲章を贈るとか名誉を与えないと駄目だよ


74: 行政書士(長崎県):2010/08/05(木) 19:22:34.43 ID:PrSIixT3

良いこと言ってるのに聞く耳持たない日本人


77: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:24:44.97 ID:Rgc9hBMv

皆さんに考えていただきたいのは、
たとえば「これは何ですか?」と言ってコップをひとつだけ見せると 「コップ」 と答えますよね。

でも、紙コップ、ガラスのコップ、陶器のコップ、クリスタルのコップなど、
材質が違う複数のコップを一度に見せたうえで同じ質問をしたら、「ガラスのコップ」とか「紙コップ」と答えると思います。

紙、陶器、ガラス、クリスタルというのは媒体であり、材料の名前です。

共通するのはコップという「もの」の名前。
それが設計情報。
だから今まで皆さんが使っている製品の名前というのは、ものの名前なんです。
だからこそ「もの」と「つくり」を分けないといけない。

 するとビジネスは二通りに分かます。ひとつは媒体でなく「もの」の価値観を売るビジネス。
媒体はどうでもいい。ヨーロッパのシャネルやルイ・ヴィトンといったブランドはまさにそれです。
媒体としては2,000円ぐらいのビニールが(笑)、20万円で日本の女性に売られていく。
これは「もの」に価値があるからです。材料ではなくてね。

 でも日本製品はどちらかというと材料に価格をつけています。
だから「もの」で差別化できなくなるとコストダウンを行い、価格競争に巻き込まれる。
そして、いずれ負けて撤退する。
この最初の例が半導体のDRAMでした。
液晶テレビや携帯電話も、設計情報に価値がなくなってくると「つくり」に価値を求めていきます。


78: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:27:30.41 ID:Rgc9hBMv

皆さんの会社でも何かあるたび、製造に携わっているかたはコストダウンしろと言い続けますよね。
これが日本を不幸にしてきたのだと思います。
少し言い過ぎかもしれませんが、設計情報よりも媒体の値段を下げていこうとしているんです。

 私としては大学では「もの」を考え、そうでない人は「つくり」を担う…、「もの」と「つくり」は分けたほうが良いと思っています。

「つくり」はどこでつくってもいいんですよ。

これを見事にやっているのが現在のアメリカ。
アメリカのつくりは1980年代、日本に奪われてしまいました。
だからアメリカは「つくり」を止めて「もの」で勝負した。
そうして出てきたのがマイクロソフト、インテル、グーグル、ヤフー、アップルなんです。

アップルのiPhoneやiPadは「もの」ですが、その「つくり」は台湾や中国に任せているし、それを日本人も買っている。
実際、世界中で売れているでしょ? ものに付加価値があるからです。
本当は日本がそういう「もの」を生み出さないといけないし、その技術力も持っていました。

しかしあまりにも「つくり」に傾注してしまったため、「もの」をちょっと忘れてしまったのではないかというのが私の仮説なんです。

 それをもう少し大きく考えると、すべてがものづくりではないかと思えるんですね。
有形なものと無形なものを分け、さらに耐久と非耐久に分けたポートフォリオをつくっていくと、すべてが「ものづくり」に入ってくる。
ソフトウェアやコンテンツもたまたま無形で見えないけれど、耐久品であり、立派な「もの」です。
放送関係や対面接客サービスも同様です。スーパーマーケットで「いらっしゃいませ」とやるのも、非耐久で無形の「ものづくり」なんです。

実はこの対面接客セールス…、つまり消費に付加価値を乗せて売るということは、30年~40年前の日本にはきちんとありました。
ところが最近は忘れてしまった。サムスンやLGはかつての日本からそれを学び、現在、新興国で実践しています。


80: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:29:23.23 ID:Rgc9hBMv

皆さんは今、電子製品をヤマダ電機やヨドバシカメラのような量販店で買うでしょ?

30年前の日本には、そんなものはありませんでした。ナショナルとか日立といった街の電器屋さんから買っていたんです。
電器屋さんが自転車に乗せて届けにきてくれるし、セットしてくれていた。
昔はちょっと電圧が不安定で停電が多かったから必ずヒューズがあって、「ヒューズが飛んだ」って言ったらすぐに来て直してくれていました。
そういう対面のサービスを通して、「あの電器屋さんから買おう」ということになっていったんです。

でも今は量販店で買う。
だから今の電機メーカーは量販店がお客さんのようになってしまっている。
結果、自分で作った製品なのに、自分で価格を決められないというところまで陥ってしまった。
オープンプライスなんて情けない話です。

こういう形になるとどうなるか。故障したから電話をしてもなかなか繋がらないし、やっと繋がったら一番押せとか二番押せとか(会場笑)。
そんなサービスは新興国にありませんから、自分で売りにいくしかないんです。

だから日本製品は売れない。
某メーカーの担当者がブラジルやベトナムに行って「売れない」と嘆いている。
何故売れないんですかと聞いたら「量販店がないから」と言うんですよ。

あるわけないじゃないですか。
日本の40年前を思いだしてくださいということなんです。
とにかくサービスを含めてぜんぶ「ものづくり」。京都の舞妓さんもスーパーマーケットのおばちゃんも「ものづくり」なんです。


150: 学者(東日本):2010/08/05(木) 20:58:04.86 ID:SeKsVk2L

>>80
つまりヤマダ電機やヨドバシカメラは、新興国へいって量販店を作れば
市場を独占できるってことか。


152: ベネリM3(千葉県):2010/08/05(木) 21:12:41.04 ID:7TZtiRp7

>>150
まあ今から中国へ行っても遅いけどな。


81: 騎手(東京都):2010/08/05(木) 19:31:03.82 ID:QxBDoJZr

>日本には、「石橋を叩いて渡る」という諺がありますよね? でも韓国は「石橋なら渡るな」という発想なんです。
>何故か分かりますか? 石橋なら最初に渡ってもすぐ誰かが追従してくるからです。だから「崩れそうな木の橋を急いで
>渡れ」ということなる。渡った瞬間に橋が崩れたら2番手以降はついて来ることができませんから。一部の例外を除き、
>グローバルでやろうとしたら1番しか目につかないからです

ものすごいいいこと行ってるような機がする


82: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:32:22.51 ID:Rgc9hBMv

 結果的には消費というのが大事になります。日本人はそこを忘れている。

皆さんも消費とは何かという点について、よく考えてみてください。

消費者と言いますよね。でもお金を出して買っただけでは消費も生まれません。
食べ物を買っても冷蔵庫に入れておいたら腐るだけでしょ。
でも売ったお店のほうは消費されたと思っている。だから腐っているかどうかもわからない。自動車だって運転してはじめて消費になる。

ということは、操作をしないと消費にはならないんですよ。

操作をしたところだけが機能として出てきて、ユーザーに振りかかり、顧客満足になる。
ワクワクするのかイライラするのか…。イライラしたら「二度と買うか」ということになるし、ワクワクしたらまた買おうと思います。

これをさらに考えていくと、ひとくちに操作と言っても、たとえば北海道で操作するのと九州で操作するのでは環境が違います。
だから環境によって操作が変わってくる。

ですから、操作したぶんだけ機能が出てくるということになれば、操作をする機能だけで売らなきゃいけない。

私はケータイでは電話とメール機能しか使いません。だからどんな機能があるか分からないんですよ。
3年前に買ったものを今も使っているのですが、娘に聞いたらもの凄くたくさんの機能があった。

でも消費していません。電話とメールのみ。
そして日本では、使いもしない、消費もしない機能を詰め込んだ3万円とか5万円の携帯電話がつくられているんです。

これはもう詐欺みたいなものですよね。サムスンやLGはそこをちゃんと考えているんです。


86: たい焼き(catv?):2010/08/05(木) 19:36:16.66 ID:wsXtoHYA

>>82
日本の携帯ってなんであんなに余計なのはいってるんだろうか


98: サッカー審判員(岡山県):2010/08/05(木) 19:45:04.64 ID:jcN7zUGp

>>86
そりゃ仕事を回すためだよ
そういう小さな会社は民間の天下りを受け入れてたりするからね


83: ネットワークエンジニア(広島県):2010/08/05(木) 19:32:55.07 ID:oNUY7m02

良い事言ってるな。でももう無理だよ
どこの業界も完全にコストダウンありきで閉塞感一杯だもん
この状況を変えられる人物なんて居ないだろ


85: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:34:29.42 ID:Rgc9hBMv

たとえば最近、アフリカのナイジェリアでは携帯電話の普及率が90%前後にまで伸びた。凄いですよね。

ナイジェリアの携帯は、ほとんどサムスン製かLG製です。
電話機能だけで価格が1,000円ちょっとの製品。

このあいだテレビであちらの部族の人たちが裸になって踊っているところを見たのですが、裸で踊っていても首には携帯をぶら下げているんですよ(笑)。
それで隣の村と話をしている。
電話の消費しかしていないから音楽をダウンロードしようなんて思わないでしょ?
それなのに3万円というなら、絶対に売れませんよ。

 とにかく消費が重要なんです。有形の人工物には、ある環境のなかで操作して初めて消費が生まれる。
これを日本のメーカーは忘れて、使いもしない機能を入れて「どうだ」と言う。
で、それをまた日本人が喜んで使うという…、それだけ日本は豊かですから。
でも皆さんだって携帯電話の機能をぜんぶ消費しているとは思えないですよね。

機能は環境に合わせて小刻みに提供するものなんです。それがグローバリゼーション。

208カ国あれば208カ国の環境と操作がある。そしてテレビでも洗濯機でも冷蔵庫でも、208カ国すべてでスペックを変えていく必要がある。
そこが日本の負けているところです。
今までの開発プロセス、組織のあり方、ITの使い方、管理の仕方…、全部変えないといけませんよね。

高度成長時代のまま、高機能・高コスト・高品質の製品をつくっていた時代と同じ組織能力で、いくらグローバリゼーションと言ってみてもだめだと私は思っています。


87: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:36:42.45 ID:Rgc9hBMv

 ここで再び話を韓国に戻しましょう。
私は87年にサムスンと知り合ったころから、韓国にはときどき行っていました。

そこで見ていた印象としては、韓国は 83年から93年まで、他の国の“良いとこどり”ばかりしていた。
すべてが中途半端でばらばらなシステムだったんです。

そこでサムスン会長がもの凄い危機感を持ったんですね。

きっかけはサムスン製のテレビと日本製のテレビを見比べたときです。

遠くからみると2台ともまったく同じで、色もちゃんと映る。デザインはどちらかというとサムスン製のほうが良いぐらいです。

ところがそれを分解してプリント基板を見てみると韓国製はばらばら。
日本は整然となっている。
そこまでは同じ機能だからまだいいですよね。

でも裏を見ると、日本は一本の線も通っていない。
でもサムスン製には、プリント基板をつくった後に配線を変更しようとして取り付けたジャンパー線がたくさん走っているんです。
色とりどりのジャンパー線があちこち通っていて、もう時限爆弾みたいになっている。
これだと、ちょっとしたことで外れ、それが故障の原因になるんですね。

「なんという技術力の無さよ」ということで危機感を持ったのが93年。

トップダウンで “新経営”というフレーズを掲げ、「女房と子供以外はすべて変えたい」とまで言い切った。
さらに会長は「三星」という社名も良くないと言いました。そのころからグローバルの意識を持っていたんですね。
それで横文字のSamsungになりました。

 で、93年以降もしばらくは日本追従型でやっていたわけです。


88: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:38:19.25 ID:Rgc9hBMv

ところがしばらくやっていると、何だか日本から聞こえてくるのは「失われた10年」とか、寂しい話ばかりだった。
私も見ていましたが、とにかく寂しい話ばかり来るんです。
ああいうのを見ていて厭になっちゃったんですね。
それで日本追従をやめようということになりましたが、実際にはなかなか追従を断ち切れなかった。

そこへ断ち切らせる事件が起こったんです。97年の金融危機です。

あっという間に韓国へ飛び火して外貨がぜんぶ逃げていった。これは大変でしたよ。サムスン社員だって皆、リストラされた。
特にサムスンの社員は、サムスンに入るために「おぎゃー」と生まれたときから英才教育を受け続けてきた人ばかりだったんです。
で、やっと入社したらクビを切られる。
しかもサムスンに入ったから結婚したという人がほとんどだったんです。
だからクビになったらすぐ離婚(会場笑)。

それはもう可哀想でね。即離婚される。そういう部下をたくさん見てきました。
皆離婚されるから、当時はソウルの離婚率が一時的に35%まで上がったんです。
もちろんサムスンだけではなく、ヒュンダイもLGもほとんどの財閥がクビを切っていました。

 そんなところからもの凄く頑張って、97年に国際化からグローバリゼーションへ移行していきました。

結局、危機意識があったんです。日本人に足りないのは危機意識。

危機感はあるんですよ。でも日本人は危機がくるとサッと身をひそめて素潜りしてしまう。
「ちょっと苦しいけれど、もう少ししたら水面が下がるから」と言って、潜って鼻をつまんでいる。
そして3年ぐらいすると水面が下がってきますから、バッと顔を出して「わー、やっと青空が見えた」と言いながら設備投資をする。
いつもこのパターンでしょ?


92: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:41:43.39 ID:Rgc9hBMv

そして危機が過ぎると忘れてしまう。これが危機感です。

でも、危機意識とは危機感を常に持つということ。良いときでも持つんです。
特に韓国は隣に北朝鮮があって、攻めてこられたら4時間でソウルが火の海になる。それは強い危機意識を持ちますよ。
私も10年住んでいて、本当に危機意識の毎日でした。「どうしよう」って。西や東でしょっちゅうドンパチをやっているんです。
このあいだの哨戒艦沈没は日本でも大きく報道されましたが、小規模なドンパチならしょっちゅうやっています。

 そんな事件があると日本の大使館から通達が来るんですよ。
その内容がひどくて、「日本円で100万円か1万ドル、現金で常に持っておいてください」って(笑)。
「何かあっても大使館は何も出来ません。だからお金を配って南へ逃げてください。釜山まで来たら何とか軍艦出して保護してあげます」とかね。
そんな通達が来る状況なら危機意識を持つじゃないですか。

日本に帰ってきたらコロっと忘れましたけど(笑)。

とにかくこれから危機意識を常に持つことが大事なんです。
サムソンのグローバル化は「女房と子供以外はすべて取り換えたい」という悲痛な叫びだった。その結果、AV、情報通信、白物家電、半導体…、
十数年前は日本が押さえていた多くのグローバルシェアも、サムスンやLGが奪いました。
デジタルカメラも現在はキヤノンが一位ですが、そろそろ来年ぐらいに抜かれますね。
李会長がいちばん言っていたのは、「グローバル企業の条件は営業利益が二桁以上あること」です。
これに合格する日本企業は、信越化学、村田機械、東京エレクトロンなどの数社ぐらい。

さらに「ROEは10%以上が超優良企業の条件」と言う。これを守らない社長はすぐクビになってしまうんです。
日本企業なら3%あれば良いほうですよね。
そんな、お互い傷を舐め合っているような日本企業はほとんど、残念ながらトヨタでさえグローバル企業として認知されていないんです。


97: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:44:50.35 ID:Rgc9hBMv

危機感ではなく危機意識。

彼らは生き残りをかけて三星自動車の売却まで行いました。
李会長は本当に車が好きで、車づくりが夢だったんです。
それでやっとの思いで日産と提携してセフィーロをつくったときに、金大中大統領(当時)が売ってしまえいうことになった。
それが結果的に危機を乗り切った理由にはなっているのですが。

 ここでサムスンの変化をアカデミックに表現すると、モノの流れから設計情報の流れという「開かれたものづくり」にしたというポイントがあります。
カタカナのモノは有形な人工物だと考えてください。
顧客にとって価値のあるものを、設計上のモノにつくり込むという意味ですね。

日本の製造業は現在、ほとんど形のあるモノに情報が流れているから、組織の管理情報がすべて生産技術や生産会議からつくられていく。

サムソンはそれを設計情報の流れに変えていきました。
工場の生産現場だけによる閉じたプロセスにせず、企画部門、開発部門、協力会社、あるいは顧客まで巻き込んだものづくりを実現していった。


99: 宗教家(大阪府):2010/08/05(木) 19:45:49.90 ID:Rgc9hBMv

ここで大事なのは顧客の顧客という視点です。

日本のメーカーは顧客を見ているけれど、顧客の顧客を見ていないんですね。

消費者のことです。

先ほどお話しした電機メーカーで言えば顧客は量販店でしょ?
でも量販店からモノを買っている消費者を見ていないから消費が分からない。
自動車メーカーも販売代理店が顧客になっているから、自動車を買った消費者がどんな乗り方をしているかが分からない。

そこでサムスンはグローバリゼーションに向けて、地域専門家制度というシステムをつくったんです。

地域専門家は英語ではだめ。もちろん英語はできますが、現地の言葉をきちんと勉強するんです。

インドではヒンドゥー語やパミール語を教わる。
そして現地へ1年間派遣されて、現地の人々がどんな消費をするか把握したうえで企画開発に送り込んでいるんです。

そういうことをしている企業のものづくりと、使おうが使うまいがどかどかと機能を追加してばかりいる日本企業のものづくりでは、もう勝負にならない。負ける理由はこれでおわかりいただけると思います。


102: サッカー審判員(岡山県):2010/08/05(木) 19:49:40.07 ID:jcN7zUGp

ハッキリ言ってチョン企業の努力は正しいよ
出来なかった日本の企業のほうが遥に悪いわな


103: 脚本家(長野県):2010/08/05(木) 19:50:35.87 ID:kGGZQqgq

サムスンは激務だがそれが社内では普通になってる、高度経済成長期の日本企業みたいな感じらしいな
それと日本にもサムスンの研究所があるけどかなりレベル高い。
良い日本人技術をさらに囲い込もうとしてる


119: 棋士(大阪府):2010/08/05(木) 20:12:09.50 ID:hoT2Ed+0

>>103
営業の人曰く、凄くベンチャー的な風土で回遊魚しか生きていけない会社。
一時的な数字より、継続的に数字を仕組みを作る事を第一に考える。
ただ、1Q未達で改善指導プログラムという刑務所行きでほぼクビなので、
必然的に行動量が半端なくなる。日本の家電大手が束になっても勝てるわけねえ


105: 宮大工(関西・北陸):2010/08/05(木) 19:53:11.18 ID:L6zHnl8y

思いの外面白かった。
久しぶりにニュー速で良いネタもらった。


106: サッカー審判員(岡山県):2010/08/05(木) 19:56:15.83 ID:jcN7zUGp

こういう危機感も危機意識も日本の経営者には無い
V字回復だとか抜かしていた松下のあの社長なんてアメリカでシナのハニトラに引っ掛かってたという笑い話があるくらいだし


109: 騎手(東京都):2010/08/05(木) 20:01:59.23 ID:QWFc2TIG

国際標準化が弱いのは事実だと思うよ
あれは政治の世界だから技術者じゃなくそういうプロにやらせるべきだと思うね


116: 脚本家(長野県):2010/08/05(木) 20:08:17.81 ID:kGGZQqgq

>>113
今の日本企業内では技術者が売り込んで来いとか言われる始末


115: 鵜飼い(神奈川県):2010/08/05(木) 20:07:38.89 ID:tbUXmkpc

日本は過去千年以上ガラパゴスで
そのガラパゴスが故の蓄積や独自性が世界に受ける価値を生み出してるわけで、これからもガラパゴスでいいんじゃね?
ただ昨今は蓄積や独自性の無い奴らがすぐ盗みに来るからセキュリティだけはガラパゴスではだめ


117: サッカー審判員(岡山県):2010/08/05(木) 20:10:52.73 ID:jcN7zUGp

>>115
産業スパイ法もザルだし、強化しようとすればマスゴミが大反対するし
民と官が協力してやろうとすれば「護送船団」だとか「民業の圧迫」だとか報道するし


日本の何が一番の癌か、如実にあらわしてると思うが


118: 三角関係(大阪府):2010/08/05(木) 20:11:18.69 ID:OkU8Tj0R

「パクリパクリ」言う奴がいるけどパクリじゃねーから
日本がご丁寧に技術提供してるんだろ


121: サッカー審判員(岡山県):2010/08/05(木) 20:13:41.79 ID:jcN7zUGp

組織のトップになっている人は
その組織の仕組みの中で昇進していった人たちばかりだから
その組織の形を変えるのは内部で育った幹部では無理だろうね・・・


128: 歴史家(愛知県):2010/08/05(木) 20:22:04.86 ID:qlnZcelY

メーカーの役員でここまで経営哲学を語れる人は、日本では稀だな。
久々に読ませる文章だった。

>さらに「ROEは10%以上が超優良企業の条件」と言う。これを守らない社長はすぐクビになってしまうんです。
>日本企業なら3%あれば良いほうですよね。
>そんな、お互い傷を舐め合っているような日本企業はほとんど、残念ながらトヨタでさえグローバル企業として認知されていないんです。

個人的には、ここがいい。
哲学だけ語られても、株主は納得しないからな。


131: 棋士(大阪府):2010/08/05(木) 20:27:18.25 ID:hoT2Ed+0

>>128
耳に痛いけど、良い事書いてあるよな
サムスンは国策企業とか言ってる奴に全部音読させたい。


132: 伊達巻(茨城県):2010/08/05(木) 20:29:17.35 ID:8ujltZp1

こういう海外で仕事してきた人の意見を聴かずに
売国奴などと罵って思考停止しているからガラパゴス化が余計に進むんだよな
アホ国士は日本を滅ぼすだけだよ


137: 経営コンサルタント(山口県):2010/08/05(木) 20:37:30.22 ID:+zv03Y18

売国奴とかチョンとか言うけどさ、技術者の保護に全力であたらなかった結果ってのもあるんじゃない?
技術者は米屋仏じゃないんだから、良好な条件が目の前にあればなびいて当然でしょ

良い技術者に日本に居てほしいのは当然だけれどさ。
日本の技術者を使い捨てたりコキ使う風習は前時代的だと思う


142: 漫才師(北海道):2010/08/05(木) 20:40:10.76 ID:VpXbjd8j

こういう記事がタダで読めるのがネットのいい所。
パクリだの何だの十年一日のごとく唱えてる奴は原文読め。
多少長いけど読みやすいから苦ではないはず。
技術盗んでるから!パクリだから!とか叫んでるけど、サムスンは技術で勝負してる訳じゃないって事も記事で書いてあるから。

日本の弱点ってとっくにハッキリしてるのにまるで直せないって
何なんだろうな。本文中でも言ってる危機意識ってやつがないんだろうな・・・。
潰れそうでやばいんで合併します→業績回復したからやっぱやめます
これを何度見た事か。
次に潰れそうな時、相手が死に体じゃないとは限らないのに。


156: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:33:29.54 ID:z17T3UKA

 今の日本人は、生産現場だけでなく、開発現場、購買現場、販売現場にも付加価値を乗せて売るということを忘れていると思います。

資生堂やカネボウは現在、中国で対面販売をしています。

日本でも昔はやっていましたが、もう見ませんよね?
だから中国では資生堂もカネボウももの凄い人気がありますよ。
味の素もそう。

日本の食料品メーカーは頑張っていますよ。

味の素は海外で、5粒1円の単位で売っているんです。
これが売れていて味の素は立派なブランドになっている。
日本でやっているように350円で売っても、消費者にそんなお金がありませんから、
環境に合わせて売り方を変えることも欠かせないんです。


159: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:36:08.54 ID:z17T3UKA

これは東京大学のものづくり経営研究センターの藤本隆宏先生が仰っていることでもありますが、
製品にはモジュラー型とインテグラル型があります。

前者は組み合せ型で、後者は擦り合わせ型ですね。

たとえばパソコンのシステムなら、計算はパソコン、印刷はプリンタ、表示はLCDが担当する。
インターフェースが標準化されているからどのメーカー製でも機能します。
そんな風に組み合わせる製品をモジュラー型と言っているわけです。

もうひとつは自動車に代表される製品。
走行安定性や乗り心地の良さを実現しようとしたら、単に質の高いクッションを搭載するだけではだめですよね。
サスペンションやボディー、あるいはエンジンをうまく擦り合わせた最適設計を実現しないといけません。

これまでの日本製品は、このようなインテグラル型が多かった。
日本製品の品質とはインテグラル型だったんです。

で、私が色々な日本メーカーの方に「あなたのところの品質って何ですか?」
と聞くと、皆、最初は黙る。

考えこんじゃうんです。

日本製品の品質が最高だと思っているけれど、言葉にしようとするとすぐに出てこない。

なぜか。


161: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:43:33.34 ID:z17T3UKA

すぐには出てこないにしても、何とか話して貰った日本製品の良さをメモしているうち、面白いルールを発見しました。

日本語では最後に「さ」が付くんです。
ひらがなの「さ」。
燃費の良さや静かさ。

あるいは漢字の「性」が付きます。
安全性、経年性、保守性、信頼性などですね。

「さ」と「性」は、よく考えるとアナログの世界なんですよ。
アナログで表現される魅力にはキリがありません。
何dBが静かさという定義はありませんから。
「うちの製品は某社より静かです」というと、その某社が出てきて「B社より静かです」となる(笑)。
そしてB社もまた静かなのをつくる。

これが顧客にとって本当に良い品質なのかというのは別ですよね。
走行安定性、燃費の良さ、乗り心地の良さ…
そのためには摺り合わせするしかないんです。

これらはかなり豊かになり、そういう要素を求める人でなければ受け入れられません。

新興国では無意味なんです。
100 dBがうるさいかどうかは分かりませんから。


162: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:45:51.48 ID:z17T3UKA

たとえばインドでは現在、日本の某・空調メーカーの製品がとても伸びていますが、
聞いてみるとインドでは 100dBが静かすぎるというんですね。
インド人は動くものやうるさいものにしか金を払わない習性があるためなんです。
だから、500dBとかいうもの凄い音をさせている。
なおかつ、人に対して扇風機のように集中的な風をあてる。

これがインドのクーラーです。
夏は外気が50度ぐらいになりますから、部屋全体を冷やそうと思ったら3日ぐらいかかってしまいます。
だから人に当てるしかないんです。
それが売れている。そんな風に消費そのものが大きく違ってくるんですよ。

そこで擦り合わせて、何とか「さ」なんて言っても売れないですよね。

 日本のものづくりの特徴とは、アナログものづくりの特徴だった。

ところが最近はデジタル設計技術になって、日本の設計者が「さ」や「性」を求めて苦しんでいる領域をあっという間にマイコンが実現してくれるようになりました。

これが大きい。
マイコンをマイクロコンピューターと誤解している人がかなり多いのですが、マイコンとはマイクロコントローラユニット(MCU)のこと。
「さ」や「性」を実現しようとするとアナログ回路が入るんですね。
ここにDSPを使うと数ミリ秒のライムラグが発生するから、イギリスのARMコアが主流です。
そこに外部入出力機能もワンチップにしたものがマイコンとして複数の部品を擦り合わせているから、
あっという間に中国でも韓国でも日本の「さ」や「性」が実現できてしまう。
それである程度抜かれてしまったんです。


163: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:48:13.70 ID:z17T3UKA

 ではここで、日本勢がどう抜かれたのかを見てみましょう。

垂直統合の擦り合わせ型からマイコンが擦り合わせる組み合せ型に抜かれて、結果的に日本が撤退したものは、
カラーテレビにはじまり、VCR、PC、デジタル携帯電話、LCD、CD-ROM、DVDまで…。

皆、負けてしまいました。

その次に太陽光発電、プリンタ、複写機、自動車、電子部品。
これらは私の想像ですが、この辺までは恐らく組み合せ型で代替されてしまうだろうと思っています。

自動車はガソリンエンジンであれば日本がまだ勝つかもしれませんが、
5年以内にEVに移行していくでしょう。
EV車になると日本勢もどうなるかわかりません。
トヨタはちょっと危ない。
EVの技術はまったくないので、このまま潰れていく可能性はあります。
しばらくはハイブリッドでいくと言っていましたが、あまりにもEV 車の発展が急速だった。
だから今は慌ててシリコンバレーの企業と技術提携して、技術を貰うことにしましたけれど。

これからのEV車は原子力で動くから、原子力発電をきちっとやらないといけません。

 原子力という話が出ましたので、ここで、冒頭でも触れたアブダビの一件についてお話ししましょう。


164: 騎手(関西地方):2010/08/05(木) 21:51:30.95 ID:wwCnP9Ot

ていうか大手メーカーが多すぎるんじゃね?
俺いつも思うけど殊に家電に関しちゃどこの国のメーカーかは気になっても
日本の数あるメーカーの中でここのメーカーの製品は買うって人はそんな居ないだろ
そんなんだからメーカー同士重箱の隅をつつくような差別化しかできなくて日本ブランドは売れても各メーカーで食い合ってしまうと・・・
競争に勝つって何も製品力で差をつけるだけじゃなくて競争相手そのものを飲み込んでしまうって手もあると思うんだが


165: たい焼き(栃木県):2010/08/05(木) 21:56:26.41 ID:NDcrPB7p

>>164
それはオレも思う
家電もそーだし、自動車やバイクもそーだよね
ホント、マジな業界再編の時期に来てるのかも知れん


169: 騎手(関西地方):2010/08/05(木) 22:01:18.42 ID:wwCnP9Ot

>>165
韓国で家電と言われて
たぶん日本人のほとんどはサムスンしか分からなくて良くてLGが出るだろって感じだよな
日本はやっぱり多すぎるんだな


166: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:56:32.30 ID:z17T3UKA

 原子力という話が出ましたので、ここで、冒頭でも触れたアブダビの一件についてお話ししましょう。

アブダビでの受注は原子炉の技術勝負になったわけではないんです。
石油はいずれに枯渇しますから、UAEとしては、今 エネルギーを原子力発電に替えたかった。

だから原子炉をつくる技術ではなく、稼働率が問題になっていたんです。

韓国はフランス製の原子炉を15基保有していますが、その稼働率は90%。
日本は55基保有していますが、稼働率は60%未満なんです。

なぜかと言うと日本人のトラウマですね。長崎と広島。
“原子”とつくと背筋が寒くなってしまう。ちょっとでもトラブルがあったら「反対!」となってしまうんです。
そもそも原子爆弾と原子力発電はまったく原理が違うのに、です。
日本では二次冷却水を貯蔵するタンクに少しヒビが入って水漏れすると、それだけで大騒ぎになって2~3年止まってしまいます。
でも韓国は水漏れしたってへっちゃらですよ。止めるわけがない。原子炉が爆発したら別ですが(会場笑)。

(アブダビが)日本に頼んでも、何か起きたらすぐ止められると思ってしまう。
それでは彼ら(アブダビ)も困ります。


167: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 21:57:46.35 ID:z17T3UKA

世界中で300~400基の原子炉があるにも関わらず、過去に爆発で人が死んだ例は2件しかありません。
アメリカのスリーマイル島と旧ソ連のチェルノブイリだけ。もの凄く安全なんですよ。

だからアブダビの受注では、「原子炉をつくったことがないのにどうするんだ?」と聞かれた韓国が、
「隣に日本があります」と言ったら、「おおそうか。日本の技術は大したものだから、じゃあ発注しよう」
ということになった。

実際、韓国勢は帰国したらすぐ東芝に発注しました。

要は運用技術がなかったんです。

これは技術が競争優位になっていないという証拠なんですね。

技術を競争優位に変えるためにはシステムとして戦わないといけません。
韓国は韓国電力一社が前に出てきて戦いましたが、日本は、北海道電力、東京電力、関西電力…、7社がばらばらに動いていた。
それをひとつにして売っていかないとだめだということです。


184: 都道府県議会議員(長崎県):2010/08/05(木) 22:22:05.53 ID:Jqt9gJ50

>>167
流石に原子炉でこの考え方はないわ…
自国だけの問題じゃないだろ。


170: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:01:54.97 ID:z17T3UKA

 なぜ日本のものづくりがガラパゴスになって通用しなくなったか。
大きな原因はそのQCDにもあります。まずはQ(品質)についてお話ししましょう。

先程も触れましたが、日本製品の品質はメーカーが勝手に決めています。

でも品質は顧客が 決めるもの。
顧客は何によって品質を決めるかというと、購入価格で決めるんです。
その証拠に100円ショップにはクレームが一件も来ません。

私が日本に 帰ってきたとき、家のある茅ヶ崎の駅前に100円ショップができていた。
凄く便利で私もちょくちょくショベルなんかを買っているのですが、結構具合が良 い。
ただ、やっぱり3カ月ぐらい経つとぽきっと折れたりします。でも100円なら文句言わないですよね。
ひょっとしたらクレーム処理をやっているかなと思 い、実験も兼ねて聞きに行ったのですが(笑)、
クレーム対応部門はなかった。
何故かといえばクレームが一件もないから。お客さんは100円の品質ならこん なものだろうと思って買っているんです。
それが3~4カ月で何かおかしくなっても、クレームをかける電話代のほうが高コストということになってしまう。
そ れはお客さんが品質を決めているということですね。

日本メーカーはここを忘れている。


172: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:04:58.80 ID:z17T3UKA

サムスンが品質に対する考えているのは、
ボリュームゾーンの顧客と先進国市場の顧客では要求仕様が違うということです。

自動車なら、ボリュームゾーンで は発進して、曲がって、止まればOK。
そしてたくさん人が乗れるようにしたり、雨で濡れないような屋根がついたらもう立派な車です。

しかし日本のエンジニ アはそれを車と呼びません。
ハンドルが堅いとか何だとか色々と言いはじめる。

でもそれは、ボリュームゾーンの顧客が考える要求仕様と違っていれば過剰機能 または過剰品質に過ぎないんです。


173: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:06:59.85 ID:z17T3UKA

 品質についてもうひとつ。
日本メーカーは足し算と引き算はできても掛け算ができないんです。

たとえばコストは足し算ですから、「ここでいくら、そこでいくら。で、全部でいくら」と考える。
逆にコストダウンはいくら倹約したかという引き算ですよね。
しかし日本メーカーは品質も足し算だと思っているようです。
ラインがあり、コンベアがあり、ひとつの工程を90秒で流していく。
次の工程にはインライン検査を行って不良品を送り込まない。
だから100の工程があったら100点満点の足し算になってしまう。

こういう考え方だから先日の騒動でも「顧客が悪い」とか「フィーリングの問題」なんて言ってしまうんです。

品質は掛け算ですから、仮に工場で100点でも、消費者が最後に消費品質という“0”か“1”を掛けるんですよ。

プリウスもレクサスも最後にゼロを掛けられたから、トヨタの車は品質が悪いということになってしまった。

品質は掛け算なんです。
皆さんもこれは絶対に覚えておいてください。


174: たこ焼き(長屋):2010/08/05(木) 22:10:53.18 ID:VIZI9HU3

300年前、世界のものづくりの中心はヨーロッパだった
しかしアメリカが生まれると今度はアメリカが中心になった
そして今度は敗戦から見事に復興し華麗な経済発展を遂げた日本がものづくりの中心になった
要するに発展途上の国がそのつどそのつど世界のものづくりの中心を担って来たにすぎない
で、今度は韓国がその座につこうとしてるだけ
これは国が発展するひとつの過程にすぎないから別に日本のものづくりの技術が落ちたわけじゃない
韓国の後には中国が来て、その後にはインドやブラジルが続いていくんだよ
ただそれだけのこと


175: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:12:14.11 ID:z17T3UKA

 C(コスト)についても同様です。
日本人は100円の部品を5円下げるために血の滲むような努力をします。これは美意識でもありますよね。
それ自体は良いのですが、グローバリゼーションでは 全体算 でコストを下げるしかない。
無駄なものはつくらず、売れ筋をつくるということです。

売れないものをつくらない というのは鉄則なんです。

私は立ち食いそば理論と呼んでいますが、サムソンは消費をぜんぶ変えていきます。
もちろん、インド用、中国用、パキスタン用、バ ングラディッシュ用、アメリカ用…、
全部ゼロから変えていたら大変ですよね。だからここで立ち食いそば理論になる。

立ち食いそばのお店ではうどんとそばの おつゆは同じです。知っていましたか?(笑)

私はうどんとそばで、つゆぐらいは違うだろうと思っていました。
しかも注文を受けてから茹でているわけではありません。注文を受けてからは温めるだけで、
実はあらかじめ茹でてある。そこから天ぷらそばやたぬきうどんに変わっていくんです。
これは消費が違うからお客さんに選んで貰うということですよね。

ところが日本はここがすべて手づくり。
信州の信濃でさんざんお客さんを待たせて3,000円のそばですと言っている。
お客さんが来てからそば粉を摘みにいったりするのが(笑)、良いとされているんですよ。
それをすべて否定するわけではありませんが。


177: 騎手(関西地方):2010/08/05(木) 22:13:12.70 ID:wwCnP9Ot

自動車はまだマシかな
電機ほどメーカー程多くないし
トヨタが飛びぬけて強いから海外に目線が向いてる。自然に
トヨタ以外も国内じゃトヨタが強いから海外に目線が向く。自然に


357: 翻訳家(西日本):2010/08/06(金) 20:38:49.59 ID:/GnjJolq

>>177 どっちかに勤めてるけど、
確かに自動車業界の方が遥かにまし

電機業界は弱いよ、数字としても弱い。
簡単な例では電機業界のエンジニアには未だそこまで英語力が
求められないのに対して、自動車業界は確実に求められる

思考も内向き・外向きで違う
ただ、部品メーカに成ると完成車メーカを向いてる嫌いはあるけど


178: 警察官(福島県):2010/08/05(木) 22:16:07.16 ID:O+gVHxbH

数倍の年俸で、技術者引き抜くんだっけか。
スパイ防止法を作って、流失防げよ。


181: 車掌(中部地方):2010/08/05(木) 22:20:21.37 ID:VgQxVv+s

>>178
雇われる人間が給料で動くのは当然だろ
そこすら規制するとか、先進国のやることじゃねぇな
まぁ日本の労働環境が先進国とは呼びがたいから仕方ないか


186: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:23:30.91 ID:z17T3UKA

 最後に、今世界で何が変化しているのかを考えてみましょう。

グローバリゼーションとデジタライゼーションというのが重要なキーワードですから、ぜひ皆さ んも会社に戻ってから仲間とともに、
国際化とグローバリゼーション、そしてアナログものづくりとデジタライゼーションの違いを議論して欲しいと思います。

サムスンがやっていたのは、当初は「日本のものの国際化」と言っていました。
しかし日本のものづくりをよく見てみると「日本のものは現地の要求に関係なく つくられているじゃないか」ということになった。
日本で設計したものを、安い労働力を求めて海外生産しただけじゃないかということになったんです。

これで はだめですねと。

それならサムスンは国際化からグローバリゼーションに移行しようとなった。
サムスンが考えるグローバリゼーションの定義は、
「市場として 期待されるところに工場の拠点を置いて、その国の文化にあった地域密着型のものづくりをする」
ということです。だから日本にはもう学ばないと決断したのが 98年。

そこから急成長していきました。
そのために人材育成に関して言えば、世界で70カ国ぐらいの語学を勉強し、地域専門家育成教育ということで1年間 現地に派遣させるようにした。
今では地域専門家がグループで4,000人近くいます。


188: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:25:57.59 ID:z17T3UKA

 ここであるアンケート結果をお見せしましょう。
経済産業省の資料によると、サムスンが狙っているのはアジア8カ国のなかでは「平均的生活層」の8億7千万人なんです。

日本はここでほとんど負けています。

でも、競争志向的で社会を牽引する価値観を持った「イノベータ層」、 高級品や嗜好品を好む「趣味嗜好層」、
あるいは外交的でのし上がる機会を探している「上昇思考層」も、それぞれ4億5千万人前後いるんです。
これは「さ」 と「性」が好きな人たちですね。

日本はここを狙うべきです。

サムスンは考え方がデジタルだから「さ」と「性」は弱い。
現在韓国勢がとっている「平均的生活層」の市場で戦うのは止めたほうが良いでしょう。
そのもう少し上の層を狙うべきです。

こういった中間層の定義はこれまでなかったのですが、
年間の可処分所得が5,000ドルから3万5,000ドルの人々を中間層といって、これはBRICsに6億3,000万人います。
これまで日本が生産拠点としていた地域 は、現在、消費国に変わっているんですよ。
これは大きな変化でしょ?
3万5000ドルといったら日本の中間層にも近いですよね。

ということは、世界には結構いるんです。日本の「さ」と「性」を好む人々が。


189: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:28:47.28 ID:z17T3UKA

 今日は悲観的なこともかなりお話ししましたが、なんだかんだ言ってもひとりあたりのGDPを見てみると、
現在の韓国の国力はまだ25年前の日本なんですよね。
中国は38年前。38年前の日本では大阪万博をやっていました。中国は今ちょうど上海万博をやっていますから、そのぐらいの生活水準ということなんです。
だから38年前に日本はどうやって商売していたか…、そんなことをちゃんと思い出しながら商売をしたほうが良いと私は思っています。

 私の論理では、韓国は何千年も繰り返して侵略と戦争に明け暮れていた国ですから、日本のように何十年先や百年先が見えていない。

「この国は変わらないだろう」と言えないからこそ基礎研究ができないんです。
だから基礎研究にはあまり投資しない。

彼らが「隣に日本があって良かったね」というのはそのせいなんです。

日本は基礎研究をやってくださいと。
それを注意深く見ていて、製品になったら 持ってきて、そこからキャッチアップをはじめる。


193: 自衛官(埼玉県):2010/08/05(木) 22:31:23.47 ID:vhR/aK3z

俺はそんなに悲観してないけどなー。
企業だったバカじゃあるまいしいずれ反転攻勢はじまると
思うけどなー。


198: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:35:28.45 ID:z17T3UKA

一般的にものをつくるときは、まず要求機能を考えてから構造に落とし込むのですが、そこにはさまざまな制 約条件が入ってきます。
「いくらで」とか「いつまでに」といった要素以外にも、最近ではRoHS対応などの環境要素も重なりますから、
それはもう複雑な連 立方程式を解いているようなものになります。

サムソンは日本がそれを解いたら、そこを一気にリバースする。
そのままそっくりに安物部品で組み立てるのはコ ピーエンジニアリングと言って、これは中国産ですよね。
韓国は進んでいるからさすがにそれはしない。

ただ、日本が行った複雑な連立方程式の解から機能の引 き算を行うんです。
これは簡単な独立一次方程式。
だからキャッチアップも早い。技術を学ばなくても、製品のキャッチアップが早いのはこのせいなんです。

 したがってこれからの日本は、まずはものづくりの組織能力とアーキテクチャをグローバリゼーションに適合させなければいけません。

BRICsや NEXT11など、まだまだ市場はありますから、その制約条件に合ったものをつくっていくこと。

中国なら芋が洗える洗濯機を出さなきゃいけないし、中近東 ならお祈りのときにモスクを指してくれる携帯電話をつくらないといけません。


199: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:38:11.26 ID:z17T3UKA

競争力とは価格競争力 だけではありません。
顧客によって、デザイン、機能、性能、品質…、色々と消費は異なってきます。
だからその消費に対して競争力があるか。
一般的に競争力 というのは製品で言えば、その製品が顧客に選ばれる力ですよね。
でももっと抽象的に言えば、誰かが誰かに選ばれる力と言えます。

日本は工場や現場が強すぎるし、それを「顧客のため」と言っているけれど、顧客は工場や現場で選んだりしません。

 また、競争力には裏の競争力と表の競争力があります。

日本は裏の競争力は強いんですよ。肉体を鍛えに鍛えているから。
でも肉体はお客さんに見えませんし、見せないでしょ?

ところが値段や広告、あるいは利益率というものは見えますよね。
これが表の競争力ですが、これが日本は弱い。

これを見せるようにしていくべきです。


200: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:40:55.83 ID:z17T3UKA

 最後になりましたが、日本の企業はこれから産業構造の変化に合わせて大きく進化していかなければいけないと思います。
「地球上に生き残った生物は強い生 物ではなく、環境に最も適応した生物である」と、ダーウィンも言っています。
危機の経営というのは、支配則にいち早く気付き、社会の要求や変化に素直に対 応するということ。
過去の成功体験、固定概念、惰性、利己主義、高慢さ…、これらが進化を妨げるんです。

とくに高慢というか奢りですね。その殻を破らない といけない。

高慢な卵の殻は人に割られると卵焼きにしかなりませんが、自ら破っていくと命を持った鳥になります。
鳥になったらどんどん成長していきます。 最後は食べられますが(笑)。

ぜひ皆さんも殻を自分の力で割ってください。
これが日本の生きる道だし、日本が産業構造の変化に対応した新しい競争力を育て ていけば、必ず明るい未来が待っていると考えています。
本日は長いあいだご清聴ありがとうございました。


201: 鵜飼い(長屋):2010/08/05(木) 22:41:36.57 ID:ZQW9ME09

なるほど面白い記事なのね


202: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:49:42.38 ID:z17T3UKA

追加

>EVについてですが、サムスンは会長がエンジン車で悔しい思いをした瞬間から、実は電気自動車に入り込んでいます。
もうエンジンはいいと。実際には CT&Tというベンチャーを使って電気自動車やっています。
現在、EVでトップは中国のDYDですね。それから韓国のCT&T、シリコンバレーのベンチャー企業テスラと続き、日本は4番手です。
下手をすると日本のEVは負ける可能性があるかも知れません。

もう考え方がまったく違いますから。

日本人はリチウム電池を研究して300キロ走らせようとしますが、これは東京と熱海を往復できるという基準なんです。
でも、このあいだ日産副社長の山下光彦さんに聞いたのですが、DYDはすでに302キロ走るEVをつくっているというんですよ。

で、「ウソだろ!」と思って行ってみたら3トンぐらいの自動車で、そのうちの2トンが電池だった(笑)。

ただ、日本ならそれは自動車じゃないと言いますが、実際に乗ったら熱海に行って帰ってくることができてしまう。
だから売れるんですよ。
そのようにして、彼らはまず売って、その後から少しずつ小さくしていくという発想なんです。

でも日本は小さくなるまで出さない。
何かこう…、消費者の望んでいる目的を見失っていますよね。
「電池を小さくして、できるだけ走行距離を伸ばし、さらに値段が安くなるまで待とう」なんて言っているあいだに市場を奪われてしまう。
たしかにリチウム電池は日本の技術が最高ですし、EVでは特に重要なパワー半導体分野を日本が圧倒的に押さえていますから、強みは大いにあります。
しかし企業単体でやっているとこれまでと同じように持ってかれてしまう。
やはり今日お話ししたように、国家プロジェクトとしてやっていく姿勢が大事だと個人的には思いますね。


204: アニメーター(東京都):2010/08/05(木) 22:54:15.28 ID:yY4sTSRx

信頼性、耐久性なんていらないと言うことだね
リピーターなんて捨てろ、値段が全てだ
20年後には潰れてしまいそう


206: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:56:11.46 ID:z17T3UKA

追加2

意思決定については、恐らく皆さんも「財閥で会長だからもの凄いトップダウンなんじゃないか」と思っておられるのではないでしょうか。

でも実はそうでもないんです。
まず、サムスンは地域専門家制度をはじめたときに5つの本社を置くという方針を立てました。
韓国だけではだめだから、アジア本社、ヨーロッパ本社、北米本社、日本本社をつくり、それぞれの本社に決定権を持たせたんです。
また、私は日本の三現主義と異なる“新三現主義”と言っていますが、サムスンでは「現地・現材・現人」が基本です。
現地では製造だけではなくR&Dも行い、現地で材料を調達し、現地の人々を雇用する。

すると、たとえばインドでは冷蔵庫に鍵が欲しいということになるのですが、
そのスペックはインド人が考えていくようになるんです。

そんな風にして、すぐに製品へフィードバックする仕組みをつくっていたのですね。


207: 鵜飼い(関東地方):2010/08/05(木) 22:57:21.70 ID:82J+ucGv

品質が良ければ売れるなんて嘘なんだな
多少悪くても売れるのか


210: 三菱電機社員(埼玉県):2010/08/05(木) 23:00:55.97 ID:C6nxyxFY

>>207
品質よくても運が悪ければすぐ壊れるからね
評判最悪の製品が故障なく動いてたりもするし・・・


212: ジャーナリスト(北海道):2010/08/05(木) 23:03:20.33 ID:k4hwdrF0

>>207
日本では売れない(クレーマー気質だから)
海外では売れる
これがガラパゴス化の原因のひとつだね


208: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 22:57:56.17 ID:z17T3UKA

これで本当に最後
あと>>1のソースの最初に総務省wのまとめた5か条の国家戦略があるのでヒマなら見れば?

会場:機械メーカーに勤めております。先生から見てサムスンのアキレス腱、あるいは課題があれば教えていただきたいと思っています。

吉川:アキレス腱はいっぱいありますよ。ひとつは要素技術にあまりお金をつぎ込まないこと。

今、サムスンが勝っているのは金と度胸でやっているものばかりでしょ?
でもこれは負けることもあって、現に液晶テレビはほぼ撤退に追い込まれています。
現場のほうでサムスンは4位か5位ですよね。サンドイッチ現象が起こっていますから。
だから現在は中国で売れている電子デバイスや装置に方向転換をしているんです。
積層コンデンサもばんばんやるし、半導体製造装置もやるし、フォトレジストにも手を出す。

たしかにこの方向転換は脅威ではありますが、こういった分野だけはかなりの基礎技術が必要です。
日本は基礎技術や要素技術が強いのだから、やはりその点を意識して“持っていかれないように”すること。

日本はガードが甘い。人ごと持って行かれますよね。

だから先日、御社の専務にもお話ししておきましたよ。「ガードが甘いから堅くしろ」って(笑)。


209: 動物看護士(長屋):2010/08/05(木) 22:59:17.07 ID:9E13HdMp

技術者が自分の才能を高く買ってくれるところに行くのは当然のこと
その価値を見極められない日本の経営者が無能だわ


213: 小池さん:2010/08/05(木) 23:03:50.63 ID:ZuK1J1pT

>人ごと持って行かれますよね。
正論が多いけど、これだけは自分が言ったら駄目でしょw


228: 騎手(大阪府):2010/08/05(木) 23:27:40.51 ID:z17T3UKA

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉がある。
>>1のソースのおっさんは古い日本人だから、当然日本人の良さも悪さも熟知している。
その上で韓国で10年過ごした上の考察が>>1のソース。

それを読んで、本当にこれはいい文だなと思ったから、
ここのアホどもはソース見ないからおせっかいとは思いつつ全文ではないがコピペした。

>>213
原文に自分が行った理由(金ですっころんだ訳じゃない)ことが書いてあるよ


215: 放射線技師(長崎県):2010/08/05(木) 23:07:50.49 ID:tUUu5U9X

中身濃かったわ。ウヨサヨ抜きに読んだほうがいいと思う。全部正しいわけじゃないだろうけど、
考察の材料としての価値はかなり高いかと。


226: 騎手(千葉県):2010/08/05(木) 23:26:31.56 ID:6Id7Fotz

けっこうおもしろい記事だな
全部読ませてもらったよ


232: ワルサーWA2000(西日本):2010/08/05(木) 23:38:40.92 ID:NvdoWIk+

なかなか面白いこと言ってるな
新しい価値観を見いだせ、じゃなく30~40年前の日本を思い出せとは


237: 鉄パイプ(catv?):2010/08/06(金) 00:26:58.63 ID:EWRsCCJB

面白かった
タイミング良く、空気を読んだ商品を出すってことか
日本も得意そうなのに


245: ネイルアーティスト(東京都):2010/08/06(金) 01:43:03.02 ID:T7lHy/c+

>>237
空気読めないで勉強ずっとしてる奴いただろ?
そいつらがトップなんだぜ?


257: ディレクター(大阪府):2010/08/06(金) 06:05:39.88 ID:wjgoqZGp

無能な日本企業の経営者と、それを礼賛するばかりで、
韓国企業に圧倒的に負けている事を一切認めないバカウヨが居る限り
日本の再起はないな

絶対にない


日本は終わってるwwwwwwww


263: 放送作家(長崎県):2010/08/06(金) 06:23:50.15 ID:Lsa9esrt

携帯に要らん機能を「付加価値」だと言いながらどんどん追加することは、全て使いこなせない人に
割損感を与えてるんだよね。多機能=いい商品と思える人ばかりではない。
あの分厚い取説を見てワクワクするのは少数派なんじゃねえの?


269: チンカス(佐賀県):2010/08/06(金) 06:35:33.20 ID:xVy9GH+d

>>1
>だから「崩れそうな木の橋を急いで渡れ」ということなる。渡った瞬間に橋が崩れたら2番手以降はついて来ることができませんから。

確かにそうだ。
俺の家に泥棒が押し入ったとき、俺はすぐにがけに逃げ出し、シロアリで朽ちた木の橋を渡って待ち伏せた。
そして、泥棒が追いついてきたとき、木をへし折って泥棒を落とし、殺した。

他人に渡れない橋を先に渡り、誰も渡れなくすることは勝利の鉄則だ。


273: 船員(埼玉県):2010/08/06(金) 07:09:21.69 ID:ILAgGztD

日本はガラパゴスでも良いが、新興国、途上国向けに特化した大企業がほとんどない
日本向けの企業を乱立させ、価格競争させるくらいなら1社くらい新興国向けにシフトさせたら?


291: リセットボタン(愛知県):2010/08/06(金) 08:22:10.82 ID:H7q26ufE

>>273
あるじゃん
フナイがw


293: 宇宙飛行士(catv?):2010/08/06(金) 09:02:27.78 ID:TX8WEiPV

>>291
よく考えたらaiwaを吸収しちゃったソニーってなに考えてんだろうな
フナイの躍進っぷりぱねえ


281: ダイバー(空):2010/08/06(金) 07:32:17.72 ID:vG7e5mVV

友人が韓国企業と一緒に仕事して感じたのは日本人はこれは無理だろうと
手を引くところをやって見なくちゃ分からないってガンガン突き進む大陸的な
ところだって言ってた


283: 司法書士(宮城県):2010/08/06(金) 07:47:58.90 ID:vCUpaRZt

サムスンをマンセーするのはいいが、
そこの福利厚生についてはどうなの?
サムスンマンセーの記事があっても、
肝心の福利厚生や韓国の一般国民の生活について、
全く触れてないのがあんまりにも、不自然過ぎるんだが。


287: ホスト(神奈川県):2010/08/06(金) 08:01:47.71 ID:VpP4/+XC

>>283
サムスンの場合
管理職になれないやつは40で首
当然みな実績づくりに必死だから
僻地にも行くし休日はないし盗みもやる

日本の場合
上に言われたことだけgdgdやって
管理職にならないほうが定年まで安定

これは勝負にならない


295: 宇宙飛行士(catv?):2010/08/06(金) 09:37:34.01 ID:Cr09ZVtr

世界一アグレッシブな民族と世界一内向的な民族が隣り合わせって
すごいな


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